2024年個人的に印象に残ったラーメン

県内総じてレベルは高く様々な個性で楽しませていただいている中、自分の備忘を兼ねて、2024年訪問店で個人的に特に印象に残っているラーメンを残しておきます。

5年過ごした宮城から転勤で4年離れ、再び宮城滞在となり2年経過しました。前回滞在時に、週末訪問させていただいたお店すべて、4年以上ぶりの懐かしさを感じながら、再訪を続けていますが、まだまだ追いつきません。リピートしたいお気に入り店もたくさんあるのですが、新店や再訪も入れていくと、また1年以上間が空いてしまったりとまだキャッチアップ途上です。2025年度ある程度再訪が完了したら、リピートや県外遠征へもシフトしていきたいです。

醤油ラーメン 2店

らー麺 仙台市泉区市名坂新道 自家製太麺 渡辺      

何年かに一度という稀有な頻度で、味噌ってこんなに美味しいんだとか、塩はこんな表情があるんだといつもいただいているジャンルにも関わらず、感動レベルの気づきをいただくラーメンに出会います。こちらの煮干しがまさにそれで、以前もいただいたことがあるにもかかわらず煮干しの美味しさを再認識させられ、今年、他店で煮干しを試す頻度が圧倒的に多くなったきっかけとなりました。

同系のマニアックで圧倒的な人気を誇る天童製麺さんを訪問したいのですが、深夜早朝の行列が障壁でなかなか行けません。

小アジにぼしの冷やしそば 仙台市若林区荒町 荒町商店中華そば ふじやま    

こちらは、夏の限定冷やしそばが芸術的な完成度で、毎年の私的恒例行事となっています。今年も変わらぬ美味しさで変わらぬ満足度に感謝しかありません。

味噌ラーメン

ハンカラ 仙台市若林区荒町 味噌らーめん ことぶき

オープン直後にいただいたノーマルの味噌ラーメンやフルサイズのチャーハンに半ラーメンという野心的なメニューもさることながら、密度感ある辛味噌ラーメンにノックアウトされました。ずっと心に残っており、2025年度単品メニューで再会することが楽しみでしかありません。

塩ラーメン

2024年は該当なく、来年度に期待です。

つけ麺 3店

カレーつけ麺 仙台市青葉区本町、泉区泉中央 つけ麺 和

冬寒く、温かいものが好まれる土地柄か、つけ麺で勝負するお店が少ない気がします。その中で、つけ麺では頭一つ抜けた存在と思います。こちらのカレーつけ麺が好みですが、次は、辛つけ麺と決めています。

辛背油にんにくつけ麺 仙台市宮城野区岩切 自家製麺 風夏

福島のえなみ系ご出身だけあり、オープン時からハイレベル。しょっぱさの美学といわれるつけ麺は好みドンピシャで、仙台市内でこれがいただけるようになったのは本当に嬉しいです。今後にも他メニューにも期待できるホープです。

煮干つけ麺 仙台市宮城野区中野 らーめんONE

随分前に訪問したときは、よくあるつけ麺としか印象に残ってませんでした。久しぶりに訪問したら、全く印象が異なり驚きました。お店も未だに清潔で綺麗でスタイリッシュで、総合満足度も高かったです。

汁なし・まぜ・その他

冷やし南蛮麺肉めし 仙台市太白区向山 長町ラーメン

昔本町店が職場のランチ範囲内で、頻度高くいただいていた際は特に感じることがありませんでした。しかし、本店でいただいた冷やし南蛮の一杯の完成度には、感動的な偉大なる普通を感じずに入られませんでした。来年度の冷やしが待ち遠しいです。

2024年宮城ラーメン界のトピックス

新店では蒙古タンメン中本の東北初進出と、鬼道家、自家製麺 風夏オープンが2024年の個人的に印象に残ったトピックスでした。いずれも、他県に由来と実績あり新しい風ですね。

田中商店、ギフトの町田商店・豚山・元祖油堂、物語コーポレーションの丸源など大手資本や、二郎系・横浜家系・油そば系の県内チェーン店が着々と店舗を拡大する一方、志のぶ越路、あべや食堂、麺光、麺房大喜などの老舗店の閉店、また閉店したと思った善谷や、蔵、ひさごの復活、世代交代もみられました。

価格に関しては、人件費、材料費の値上がりとともに、多くのお店で月単位でラーメンの価格が上がった感もある一年でした。円安基調は続き、政府の燃料費補助もいったん終了したり延長を繰り返したりが続きます。さらにその先には、社会制度改革も俎上に上がっており、まだまだラーメン価格への転嫁の必要性が続き、特に個人のお店には逆風が続くかもしれません。ラーメン好きとしては、食べて応援しかありません。

2025年もどのような麺に出会えるか楽しみです!