週末麺処 らくらひとしな

仙台銀座にある週末麺処 らくらひとしな さんを訪問です。

平日と夜は、おばんざい らくら として営業されておりラーメン営業は週末土日のみです。日曜日開店10時前に伺ったため、他の店は営業しておらず、仙台市中心部とは思えないほどひっそりしています。戦後期からあるそうで、ちょっと寂れた昭和感をも漂わせてます。お店は仙台銀座の奥の方、路地裏にあり全く目立ちません。事前に知っていないとたどり着けなさそう。

看板を発見し一安心!本日は、開店前の待ちは3組。開店後すぐ満席の状況でした。帰りは外待ち1組。

週末のラーメンメニューは、鯛ラーメンのみで、清湯・白湯醤油・白湯塩・胡麻の4種です。入口入ると左正面に靴箱があり、靴を脱ぎます。その左手すぐに券売機がありました。こじんまりとして隠れ家的な雰囲気です。今回初訪でしたが、店員さんが丁寧に案内してくれて迷うことはなかったです。

券売機です。真鯛白湯醤油そば950円と、赤鯛茶250円をいただきます。おにぎり茶漬けは、赤は清湯、白は白湯。これで、白湯と清湯の両方いただけます。

券売機からさらに奥に進むと店内です。カウンター4席、2人テーブル3卓とキャパは小さいです。間接照明が使われたシックで小洒落た雰囲気で、少人数での夜飲みもよさそうです。

真鯛白湯醤油そばは、美しい盛り付けで細部まで気配りされているとすぐわかります。桜木製麺所大和町店 さんと並び見た目の美しさは県内トップクラスで間違いなし。サラダと小鉢(訪問時はおから)も付き、栄養バランスもバッチリで、さすがおばんざいのお店、しっかり個性を出されています。

鯛白湯は、かなり濃厚な感じで、閉店され現在は名取市サイクルスポーツセンター内ゆりあげ港食堂HACHIでしかいただけないハチ花乃さんの、濃厚鶏塩ラーメンの鯛バージョンと言った感じでとても好みです。鯛出汁でこの濃厚感は希少価値があります。チャーシューのみならず、鯛のほぐし身もトッピングされており鯛全開です。

卓上調味料も、黒七味と柚子胡椒と、ラーメン店ではまずお目にかからないものです。素のままで味変はもったいないレベルだったため今回は使用しませんでしたが、使ったらどう変化するのか興味津々です。

こちらは、赤鯛茶です。あられや三つ葉で和の雰囲気を醸し出しています。清湯ベースですが、こちらも、あっさりというより鯛出汁をしっかり感じさせる比較的濃い目に感じる組み立てでした。清湯ラーメンも間違いないでしょう。

かつて折立に進出されていためんや薫寿さんや国分町の鯛出しそば 磯ノ宮さんなど鯛出汁のお店はなかなか定着しないので、週末だけとはいえ貴重なお店。専門店ではないため、なかなか足が向かなかったのですが、こんなにハイレベルのものがいただけるとはつゆ知らず。もったいないことをしてしまってました。雰囲気、見た目、個性的な味が相まって凄まじく満足度が高い。

他の方の注文を聞いていると胡麻率が高そうで、鯛出汁でどのように担々麺風に仕上げているのか確かめにまた訪問は必須です。

とてもいい店に出会えて幸運。これだからお店巡りはやめられません。本日はごちそうさまでした!!!!