らーめんONE

2024年12月17日

仙台うみの杜水族館そば、産業道路沿いのらーめんONEさんを訪問しました。こちらも8年ぶりと超久しぶりです。

がっちりと中央分離帯があるため、反対車線からは進入不可の立地です。車両速度も早めゆえ車だと少し気をつかいます。徒歩だと陸前高砂から徒歩20分ほどです。徒歩だと裏手の歩道あたりから、節系のいい香りがただよってきて期待感が膨らみます。

駐車場は店舗向かいと奥横手に計十数台。平日にもかかわらず30分ほど前から埋まりはじめ、開店前に5台ほど。開店後は、来客が絶えずあっという間に満車で、駐車を諦めて帰る車もあるほどの盛況ぶりです。

大人気店も、動線を意識した案内がしっかりなされていて安心です。また厨房から入口が見えるレイアウトで、来店の都度の挨拶や来客さばきもスムースで感心します。結構ある中待ち席まであっという間に満席で、すぐ外待ちが発生していました。場所柄、客層は仕事中の方も多くみられ、人気の定着ぶりが伺えます。

メニューは、らーめんとつけ麺、油そばに5種の味が選択可能。さらに、らーめんにはあっさり、つけ麺は、超濃厚(+100)も組み合わせ可能でバリエーション豊富です。あらかじめ決めておかないと悩みそう。

券売機はキャッシュレス対応タッチパネル式の新しいものでしたが、現金のみでキャッシュレス決済は不可になっている点は残念です。

本日は、煮干つけ麺並盛1,000円をいただきます。

店内は、入ってすぐのところにカウンター6席、奥に2人がけと4人がけのテーブル席がそれぞれ3卓ずつと幅広い客層に対応可能なレイアウトです。テーブルの木目の様子から部分的に年季を感じるだけで、総じてきれいな店内です。色調は統一され、間接照明も使われたセンスの良さをひしひしと感じます。12年以上営業しているとは信じられない美しさと清潔さでとても気持ちがいいです。

このスタイリッシュで洗練された店内は、県内のラーメン店では間違いなく稀有な存在と思います。

煮干つけ麺は何人分かまとめて調理されるためか着丼は少し時間を要した印象。後から注文されたラーメンの方が早かったです。

麺の側は、トッピングメンマだけで見た目寂しく見えますが、つけ汁の方にネギやチャーシューなどがほどよく入っており、不足感は皆無。麺は固めでぽきぽき直前の噛み応えと麦の香りも残っているようなみずみずしさもあり、なかなかの存在感です。

スープは、適度な濃度感で、煮干しも、油分も、塩味も、何かが特出するのではなく高次元にバランスされた仕様で、素直に美味しいと思えるものでした。ネガティブさをどこにも感じない。全く別物ですが、偉大なる普通という点では長町ラーメンに通じるものがありました。

卓上調味料の辛味もなかなか刺激的で、少しの量でも、つけ汁にキリッとさが加わります。最初から辛つけ麺?と錯覚するほどのスープとの一体感が魅力的。相当相性を考えているのではないでしょうか。

正直、以前訪問したときは、マタオマ系かつとがし系列のよくあるつけ麺としか印象が残っていなかったのですが、接客、お店の雰囲気含めて凄まじくレベルが高いのではと、久しぶりに訪問で印象が180°変わりました。

これは再訪して確かめなければなりません。とにかく大満足、本日はごちそうさまでした!!!!