水芭蕉の森・どうだんの森

南蔵王山麓にある水芭蕉の森・どうだんの森。ハイキングがてら見頃を迎える水芭蕉もついでにみておこうとこちらを訪問しました。場所は、国道457号から少し入ったところ。分岐があるため、素直にナビ推奨です。グーグルマップ上、「水芭蕉の森・どうだんの森」と表示されるところが駐車場です。

駐車場の案内板です。一本道で、水芭蕉の森とどうだんの森がつながっています。しかし、2024年4月時点で、地震を理由にどうだんの森は立入禁止となっていました。

駐車場と駐車場へ至る道です。最後は一本道です。しかし、離合できない狭い道が続き、場合によっては待避所利用が必要なため、対向車に注意が必要です。

入口と分岐の様子です。すべて快適な道です。高低差もほぼなく、手元のスマホでグルっと回って高低差30mぐらいでした。

立入禁止箇所の看板です。水芭蕉の森の中間地点です。地震で木道が危険のため進入禁止と書かれています。ここではなく最初の駐車場で案内すればいいのにと思います。みてのとおり、普通に踏み跡があり道は明瞭なので入口手前まで自己責任で進みます。

途中、カタクリの群生地がありました。道は普通です。やはり踏み跡も終始明瞭です。ほどなくしてどうだんの森の入口です。ここから先は、人が入った気配が一気になくなって見えます。ここで、管理者の指示に従い引き返します。地震を理由付けにして、木道の老朽化を放置しているように見えます。加えて、立入禁止措置で雑草や苔が木道を覆いつつあり、木道の劣化を早めているようにも見えます。夏場はもっと草木に覆われていそう。復旧する気はなさそうで残念です。

水芭蕉の森では、水芭蕉が咲き始め、気分良く散歩できます。森の中でうぐいすを中心とした小鳥のさえずりと水のせせらぎが気持ちよく、この季節のハイキングコースとしては別格の感があります。

ただ、こちらの水芭蕉の森も、部分的に劣化が目立ち立ち入り規制の表示もありました。

適当に歩いて40分ほどでした。東北森林管理局のHPによると、ここは国有林で、管理を白石市がおこなっているようです。冬期の積雪で劣化は早そうですし、場所柄四季を通じて頻繁に人が訪れるようにも見えないため、コスパの関係か、あまり管理はされていない印象でした。

しかし、この季節の水芭蕉を間近にみながらのハイキングは一見の価値ありでした。ご訪問の際には場所柄、熊鈴は用意しておいたほうが安心です。案内板にも熊注意とあります。