2025年個人的に印象に残ったラーメン
昨年度に引き続き、2025年訪問店で個人的に特に印象に残っているラーメンを残しておきます。宮城に再び滞在するようになり3年経過しましたが、やはり、新店や再訪も入れていくと県内まだ多くの未訪店を残したままでした。
今年度は昨年度から分類を変更し、ジャンル分けせず記憶に残った一杯を備忘として残しておきます。こうして毎年記憶を頼りに整理してみると、自分は暑い夏にいただく冷たい一杯が好みなんだと痛感。
2025年記憶の一杯
魚介つけ麺 中華そば さかうち
1年以上間が空いての訪問でいただいた夏季限定提供の魚介つけ麺は、個人的に近年つけ麺で最も美味しかったと言っても過言ではない逸品でした。とにかく、ネガティブな要素を究極まで排除した凄みを感じました。もう一つの夏の限定冷たい生姜中華そばも、期待を全く裏切らず感動を覚えました。サイドのひき肉ごはんも毎回出しゃばらないが物足りなくもない絶妙なバランスでつい頼んでしまいます。
他のレギュラーメニューもいただかなければ。
冷やし担々麺 麺や碁飯
冷やしの汁あり担担麺で、ここまで冷やしに特化してチューニングしているとはと感動を覚えた一杯です。どのメニューもレベル高いと毎回感じますが、この夏季限定メニューは頭一つ抜けていました。サイドの塩こうじとろろ飯も、塩加減が絶妙ではずせません。訪問した日は「津波警報」下という気の抜けない日でありました。
山椒 麺処 ふか瀬
今年は、ふか瀬さんの他、水原製麺さん、丸竈さん、AWAREさんでも、山椒を謳うラーメンをいただき、どの一杯も大変満足でした。その中で、ふか瀬さんの山椒、予想外の太麺で繊細さと共存していたところにサプライズ的な感動を覚えました。自宅からもっと近ければ他メニュー目的にすぐリピートしていたこと間違いなしでした。
個人的殿堂店
今年度より2年連続記憶に残ったお店は、個人的な固定殿堂店として各年分とは別枠で固定して残しておきます。
小アジにぼしの冷やしそば 荒町商店中華そば ふじやま
毎夏感動を覚える私的恒例行事。もし、宮城県内で一杯だけ選ぶなら、今は、迷うことなくふじやまさんの夏季メニュー小アジにぼしの冷やしそばを選びます。
冷やし南蛮麺 長町ラーメン
一見特徴のない普通を極めた偉大なる一杯。このすごさは唯一無為です。
2025年宮城ラーメン界のトピックス
2025年は、2024年と傾向は変化見られませんでした。田中商店、ギフトの町田商店・豚山・元祖油堂、物語コーポレーションの丸源など大手資本や、二郎系・横浜家系・油そば系の県内チェーン店は、相変わらず拡張基調で、鶏そば藍、喜多方ラーメン坂内、広島のキング軒、新潟の柿川亭など他県からの進出も続いています。
県内では、移転や業態変更、増店が目立ったように思います。ラーメン二郎さん、潮の音さんやぼんてんさんは年内に完了され、birdmanさん、かんじさん、煖々さんは現在進行中のよう。閖上朝市の天童製麺さんは本拠地に戻られました。さらには、武田製麺さんやとらのさんのように業態変更もありました。店舗増で注目は、omouma麺堂さんで、一気に2店舗増。国分町には、長尾中華そばさんや、結びさんが進出されました。
新店では、らーめん 喰櫓武さんや58出身のラカンさん、MENPIRE 壮さんなどが着目されました。個人的には、遠方の北海道から涌谷町へ移転オープンされたかず屋さんに驚きました。
人件費、材料費、光熱費、物件費の値上がりは続いていますので、ラーメン界隈も他業界同様に、価格のみならず業態や店舗運営含めて環境に応じた変化が求められていると思います。ファンとしては、食べて応援するしかありません。
各店舗様2025年はありがとうございました。2026年もよろしくお願いします。
