2025年個人的に印象に残ったラーメン(家麺編)
今年個人的に印象に残った家庭用ラーメンを備忘に残しておきます。こちらも、昨年度よりは、分類を変更してジャンル分けせず記憶に残った一杯を備忘として残しておきます。お店と同価格帯となるとお店に行ったほうがいいため、高価なお取り寄せ麺や冷凍麺は対象としていません。お店に行くよりは、安価で入手が容易なものから選んでいます。
本年度もいろいろ試しましたが、正直なところ、インスタントラーメンとはいえ、温度管理や食感の統一、麺とスープの相性の選択、具材の調理と高度な料理スキルが求められ、やはり素人の技術ではお店レベルの再現は難しいと悟りました。たまに渾身の1杯に仕上がるも再現性に乏しかったり、1杯目は感動しても、2杯めは凡庸に感じたりと。それでもたまに当たる偶然の一杯を求めて探索は続けます。
2025年記憶の一杯(家麺編)
寿がきや 岐阜タンメン

入手先:食品館イトー名取店 北野フーズコーナー
麺はインスタントラーメンそのものですが、スープが秀逸。キャベツ多めの袋入野菜と豚肉を炒めてスープを作ると、麺の弱点すら克服して早々お目にかからないお店と遜色ないハイレベルに素人でも簡単に仕上げられました。同じシリーズの台湾ラーメンも、ひき肉もやしで作ると本物とは異なりますが、インスタントでは頑張っていると感じました。
山岡家 特製味噌

入手先:ドン・キホーテ 仙台南店
これは衝撃的なインスタントラーメンでした。茹で時間8分、湯量750ml、カロリー719klとすべてが別次元。普段使いの丼ではスープが溢れてしまったという未体験ゾーンに入り、麺もスープも、インスタントの次元を超越していました。インスタントでもここまでできるんだと心の底から驚き空前絶後のインパクトを残した一杯でした。
こいけ屋濃厚スパイスタンメン 株式会社ロル

入手先:アクアイグニス仙台マルシェリアン/セブン-イレブン仙台一番町店
こちらの凄いところは、インスタントながら、実店舗仙臺自家製麺 こいけ屋さんのスパイス感を再現しきっていたところです。有名店監修物はだいたい店舗とは別物であることが大半ですが、これはあのこいけ屋さんのだとすぐ認識できました。こんなのはなかなかお目にかかれません。難点はインスタントとしては400円ほどとちょっと高い点でしょうか。
酒田のラーメン ノリット・ジャポン株式会社

入手先:ヤマザワ中田店
こちらもお値段少々高めも、腰の座ったキリッとバランス感ありインスタントの醤油ラーメンの中では頭一つ抜け出しているハイレベルな一杯でした。ワンタンまでついています。追加で鍋用の5秒で柔らかくなるしゃぶもちのトッピングすると相性抜群といえば雰囲気がわかるかも。製造は、上のこいけやスパイスタンメンと同じ株式会社クックランドさん。販売は、UMAMYシリーズをよく見かけるノリットジャポン株式会社さんなのですが、この「酒田のラーメン」公式HPでも、ネット上で全く情報がみつかりません。画像検索すらひっかからない謎商品です。
元祖ニュータンタンメン本舗監修 タンタンメン テーブルマーク株式会社

入手先:フレスコキクチ美田園店
冷凍麺でレンジで調理できるのでカップ麺並みに調理が楽で、かつこの商品は実店舗の再現度がとても高く美味しかったです。これだけ実店舗と近いのは初めてかも。輪切り唐辛子を手で潰して粗みじん切り唐辛子にして好きなだけ追加し、ニンニクも輪切りでたっぷり追加すると、コスパよくお店気分が楽しめる逸品。お店同様にひき肉や納豆ネギなどいろいろトッピングが楽しそうで、これは末永く販売してほしいもののどうなるでしょうか。県内ではなかなかみかけないのも残念です。当社の同じシリーズの「天理スタミナラーメン」もレベル高く、珍しく現在両方常時ストックしています。
個人的殿堂商品
現時点で該当なし。2025年年末時点で候補となるのは、
KADLI:炎の辛味噌タンメン
寿がきや:岐阜タンメン
テーブルマーク株式会社:元祖ニュータンタンメン本舗監修 タンタンメン
ですが、季節商品だったり入手が容易でなかったりといただいた回数は少ないため、様子見とします。
雑感
実店舗のラーメンは年々値上がり傾向で、他国のように一杯3,000円の時代がくると頻度高くはいけなくなる可能性もあります。その中で、冷凍麺の技術は年々上がっており、とりあげてはいませんが、キンレイさんの冷凍豚骨魚介つけ麺など、入手可能性に加えて、この価格でこのクオリティーと驚くばかりです。トッピング除いて比較すれば本当にお店レベル。家で作れば人件費と物件費分は安くできるので、この分野がさらに活気づけば選択肢が増えてありがたいので、今後に期待です。
本年度は大変お世話になりました。来年度の皆様の御多幸を心よりお祈り申し上げ、本記事を持って2025年の最終更新とさせていただきます。ありがとうございました!
