米沢のちりちりラーメン 置賜屋
堤通雨宮町の置賜屋さんを訪問です。もう29年も前、新人配属で全く地縁のない未踏の地仙台に住むこととなり、当時たまたまご近所だったので、ほぼ毎週末通っていた思い出のお店です。全国を転々とし、四半世紀を超えて、退職後、また訪問できているとは当時全く思いもよらず人生は偶然の連続です。

店舗は、勾当台通りに面したビルの一角。仙台合同庁舎のお隣。仙台駅から徒歩30分、北仙台、北四番丁駅からは、10分ほど。先日オープンしたイオンモール仙台上杉からもほど近いです。


駐車場はないものの、土日祝に限っては、隣の仙台合同庁舎の駐車場が、午前9時から午後6時まで解放されていて無料で利用可能です。29年前から変わっておらず、当時よく利用してました。
駐車場は、11時10分頃着も8割~9割方は埋まってました。店舗の方は3連休中日の日曜日、開店5分前で先客1組も、開店と同時にお客さんが殺到し、瞬間でほぼ満席の人気ぶり。


店内は、カウンター4席、6人テーブル2卓、2人テーブル1卓。29年前足繁く通っていた頃も同じレイアウトか、コの字のカウンターレイアウトだったような気もしますが、人間の記憶はかくも曖昧・・・・・・・。2016年に十数年ぶりに一度訪問していますが、その投資背の記憶すら残っていない・・・・・。

メニューは壁面一箇所のみ。かつては、毎回キムチラーメンをいただいていました。これははっきり記憶あり。それにしても、値上がりしたなぁと言う印象。キムチは、ノーマル+350円とちょっと躊躇します。今回は、未食のはずのワンタンメン1,100円をいただいてみます。

トッピングは、メンマ・のり・ネギに、チャーシュー2枚とワンタン3個。チャーシューは歯ごたえある肉肉しさを残すもので、ワンタンは餡も多い肉厚なタイプ。
麺は、米沢ラーメン特有のちりちり麺。スープは、煮干し感香るも、醤油感しっかり。昔ながらの中華そばという言葉がぴったりですが、すべてのトッピングがスープと完全に馴染み、渾然一体として老舗と言っていい完成度の高さをひしひし感じます。
あっさりながら、物足りなさは皆無で、あっという間に完食です。普段はスープは飲み干さないのですが、何故か癖になりレンゲがとまらない魅力をまとっています。胡椒が合いそうなスープで、卓上にはホワイトとブラックの2種類の胡椒が置かれています。確かに胡椒(特にホワイト)も合いますが、そのままの方が出汁がふわっと香り好みに感じました。
思い出補正もあるかも知れませんが、歴史を生き抜くシンプルを極めた出色の一杯と言えるのではないでしょうか。四半世紀を超えて提供し続けていただいて感謝以外の言葉はありません。本当にありがとうございます!!!